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令和5年度 長崎市保健所運営協議会

更新日:2024年7月31日 ページID:042464

長崎市の附属機関(会議録のページ)

担当所属名

市民健康部 地域保健課

会議名

令和5年度 長崎市保健所運営協議会

日時

令和6年3月21日(木曜日)19時00分~

場所

長崎市議会第2委員会室

議題

議題1 健康危機対処計画の策定について
報告1 感染症予防計画の策定について
報告2 感染症の発生動向等について
報告3 食中毒の発生動向等について

審議結果

【委員長】
最初にドライブスルーの話が出ているが、時系列的に言うと立ち上げが結構大変だった。場所が決まって始まるまで2ヶ月かかった。ドライブスルーが立ち上がってからも、泉川教授のところの教室に研修に行って、感染予防の仕方やトレーニングを受けた。泉川教授の感染制御教育センターのご指導、ご協力があったということをまず申し上げたい。県と市と医師会と連携して行った。そういった経緯があったということはしっかり書いておいた方がいい。

【委員】
感染症についての対策は、はっきりしていて良かったと思う。実際にコロナにかかって後遺症が残っている人がいる。例えば、リューマチになっている人又は味覚障害になっている人、そういう人たちに対しての対策はどうなっているのか。また、どれぐらいの人が後遺症が残っているのかのパーセンテージがわかればお願いしたい。

【委員長】
今日はこの策定計画について、ここに書かれていることに関して、ご質問ご意見をお願いしたい。感染症そのものに定着して話しても収拾がつかなくなる。

【委員】
専門的なことは分からないが、その辺が疑問に残ったので、野暮な質問して申し訳なかった。

【委員長】
後遺症関係は、かかりつけ医の先生がみて、専門のとこに紹介する。大学病院の専門のとこに紹介するとか、そういう流れで長崎は対応している。

【委員】
一覧表の中の左端のナンバーの33、これは、団体等の庁内の関係課を記載してある部分ですが、表8について、市老人クラブ連合会を所管する関係課が自治振興課となっているが、これは高齢者すこやか支援課ではないかと思う。

【事務局】
確かに市老人クラブ連合会であれば、高齢者すこやか支援課ということであるため、改めて確認をしたいと思う。

【委員】
今、医療品や医薬品の供給が前よりもだいぶ良くなったが、感染症が一気に流行ると医薬品の日本中での取り合いが始まって、患者様にすごくご迷惑をおかけする。今後、そういった感染症対策に当たり、対策としてどこかに備蓄しておく。この備蓄に対する予定などがあれば教えてほしい。

【事務局】
災害用の薬の備蓄については、薬事法の取り扱いなどがあり、そこは研究が必要だと思っている。

【委員】
今回、コロナに関して、薬剤の処方配送の実施を協力している。
今後、オンライン診療とか電話のほか、サポートができて、自宅療養ができる患者に対して、医師が処方した薬を誰が配送するのか。薬局が配送するのは良いが、地域によって薬局がたくさんある地域とそうでない地域があるので、地域割にする。また、休日や夜間におきたときの配送の負担が少なく組めるような話し合いを今後進めていただければと思う。

【事務局】
今回、コロナの中で自宅療養サポート、プラス処方した薬の配送などご協力いただき、その中でも、配送の問題がいろいろあったかと思うので、近くで対応できれば一番よい。今後、薬剤師会の皆様ともお話ができればと思う。

【委員】
感染症の中には、はしか等も流行っていると聞く。これは感染症には入らないのか。

【事務局】
今回、新興感染症という形でまずは考えており、この場合の感染症は新型コロナの初期のような指定感染症や、新型インフルエンザ等感染症と定義されるものであり、まず麻疹は今回のこの対象として考えているわけではない。

【委員】
この計画は、保健関係者の方とか、 病院関係者の方とか、そういう方が目にするのか。一般の者が普段目にする必要はないのか。と言うのは、最初のところに語句が書いてあるが、例えば、アイヒートと読もうとしても普通はまず読めない。その下のCOVMATとか。読めない人はたくさんいると思うし、CMOとそのまま書いてあるのもあれば、カタカナにしてクラスターとかサーベイランスとか書いてあるのもある。普通の人も見るのであれば、ローマ字スペルでそのまま書いてあるのにはかっこをつけて読み方をつけてやるなどしたらいいと思う。読んでも中身が分からない、理解できないと思う。

【事務局】
大変重要なご指摘である。こうした略語は、その略語の元であることを示すことが非常に重要だと感じており、認識したところには注釈入れたりしていたが、ここの部分は把握できておらず、誠に申し訳ない。今後こうしたところは注釈を入れていくようにしたいと思う。

【委員長】
これは市民に公開されるのか。

【事務局】
これは基本的に公開を原則としている。一部保安に関わるような、それを公表することがかえってセキュリティの問題を生じかねないという部分については、見え消しの形も考えているところである。

【委員長】
感染症法は今後改定の予定とか修正の予定はあるのか。

【委員】
感染症法で新型コロナが5類を外れるということか。

【委員長】
新型インフルエンザ等の感染症法を活用してコロナをずっとやってきた。最初2類相当に位置づけして、今5類ということになっている。
2類の期間も長かった。長い時間2類であって、こういうふうなことは異例のことだと思うが、これが今後法律として別の法律ができるかあるいは改訂したり修正したり、そういう動きはあるのか。

【委員】
感染症法そのものについて、その動きはないのではないかと。今も、感染症法に基づいた色々な施策が国からでている。5類をひとまとめに考えてどうのこうのという指示が国からおりてくるが、5類の中でも、これとこれは感染症と違うように扱うべきだろうというのがたくさんある。分類の仕方が矛盾しているところがあるとは思うが、おそらく今の1類から5類までというところはかなり根幹的な部分に関わるので、そう簡単には変えられないと思う。

【委員長】
2類感染症は原則入院か。

【委員】
入院というか、隔離が必要だと理解する。

【委員長】
だんだんと宿泊療養が認められて、自宅にどんどん広がっていって、それでもまだ2類感染症だった経過というのは、今後もあり得るということか。

【委員】
おそらくあり得るかと思う。5類になったのも時間がかかるとはいえ、やはり最初の2年ぐらいの、ワクチンや薬が出るまでの間は、決め手にかけていたので、あれから5類にするには、振り返ってみると難しかったのかとは思う。
私見になるが、長崎県全体を俯瞰している立場から見て、今回のコロナの4年間について思ったことは、本村先生をはじめ、長崎市保健所の苦労も大変なものがあったと思うが、その行政として、もう少し県と市が連携した形の方がお互いに楽なのではないかと思った。県内で比較的感染の少ない医療圏もあり、一方で、長崎県で一番人口の多い長崎市の中の保健所の機能では人が足りてなかったように思う。厳しいところには人を集める制度があってもいいのではないかなというふうに思った。

【事務局】
泉川先生ありがとうございます。実は現在衆議院で審議をされている地方自治法の改正の一つには、大規模な災害、感染症の蔓延、その他の及ぼす被害の程度において、これらに類する国民の安全に重大な影響を及ぼす事態における国と地方公共団体との関係の明確化ということが法案の中に盛り込まれていた。これがもし通った場合には、国から都道府県知事へ指示をして、都道府県知事がその所管内の市長にお願いもしくは指示をして、周辺市町の支援をすることが法令上できるようになっている。その枠組みの中で、被害地の県知事が指揮をすることもできるようになる規定と聞いている。まだ法案も通っていないし、詳細についてはもう少し詰める必要があるが、明確化されていなかった法令についてようやく少し手が入りそうである。

【委員】
能登の支援の際にも、やはり金沢市の保健所とそれ以外の保健所というところで同じような問題を抱えていたので、今後、新興感染症のみならず、災害時でも有効に機能するためには必要な議論なのだろうと思う。

【委員】
人材育成の件でいろいろ修正をしていただき、16ページの人材確保のところで、いろいろなルートから看護系の職員の人材確保をしようということが読みとれた。潜在看護師などのというところに看護協会が入っているのだろうという理解をしている。私も先ほどの泉川先生のお話を聞いて、この新型コロナの時に、看護職員として健康観察を県の保健所と、長崎市保健所どちらでも経験したが、その際に方法が違い、例えば17ページの「研修に積極的に参加して職員に必要なデジタルに対する知識、技術の強化を図る。」というのが看護系の職員にも求められるというのは非常に大変だった。私達はいつも人には接するが、デジタルのことも一緒にやってと言われると努力はするが、大変だと思う。このデジタル人材の育成という意味はわかるが、ここにできればその道に長けた人との連携、委託ができるような、そのような文言が入っても良いと思う。「職員に必要なデジタルに関する知識技術の強化並びにデジタル専門家との連携。」今日はFAXでやったが明日はPDFファイルに取り込むなど、やっている中で変わっていって、それに追いつくのが外から援助に行った身分としては大変だったので、そういうところは看護職が頑張らなくてもよいのではないかと思う。

【事務局】
実際の業務を携わってからの貴重なありがたい意見であると思う。ぜひそこについては、検討させていただきたい。

【委員長】
結核の罹患率が高いというのは、長崎の診断率が高いということでもあるかと思うが、その辺はどうか。

【委員】
長崎県の罹患率が非常に高いというのはもう何年も前からで、業務については数年前に、県全体で、なぜ長崎に多いのかということをいろいろ検証はしたが、決定的な理由はよくわからなかった。長崎県は他の地域に比べると、特に長崎市は、呼吸器で感染症を専門にされておられる先生が多く、そういった先生方が積極的に結核を診断している可能性があるのではないかという推測がある。それだけなのか、それ以外に何か理由があるのかということについてはわからなかった。長崎市に新規の結核患者が多く出てくるが、もう一つの大事な点としては、やはりインバウンド、海外から日本に仕事に来て、結核をもっている、あるいは、そのうちの1人に結核の方がいて、共同生活されているケースが多く、まわりに結核がうつるというのが増えてきているイメージがある。つまり、これからそういった海外の就労者の結核という問題も、長崎だけではなくて、いろんなところで問題になってくるのではないか思う。

【委員長】
梅毒が多いのも気になるが、次のインフルエンザは、流行がほとんど1を超えた報告数が継続している。 これも異例な状況と思うが、これは経過を追っていきたいと思う。

【委員】
長崎市PTA連合会の方としても、今年の10月26、27日、2日間、出島メッセで日本PTA連合会九州ブロック大会の長崎大会が行われる。九州沖縄各県から1000人単位の方がこられるので、その際もよかったら、ホテル等のご指導の方もお願いしたい。

【事務局】
リストやどういったところに泊まるかなどが分かるとそこに集中的に行くことが可能。もしよろしければ情報提供いただければと思う。

お問い合わせ先

総務部 行政体制整備室 

電話番号:095-829-1124

ファックス番号:095-829-1118

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(9階)

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