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更新日:2024年8月13日 ページID:042534
市民生活部 市民協働推進室
令和5年度第2回 長崎市市民力推進委員会
令和5年11月28日(火曜日)18時30分~
長崎市役所7階 記者会見室兼中会議室
市民活動支援補助金等見直しに向けたワークショップ
1 開式
【委員長】
第1回市民力推進委員会では、市民協働推進室が所管している事業について説明があり、事業の見直し案の提案があった。その中でワークショップ等の手法を使いながら意見を出し合う場を設ける必要があるのではないかという意見があった。本日は、市民活動団体の支援等について、各方面からの意見を出し合えい、そのアイディアを共有する時間にしたい。事業の見直しについては、今年度から来年度にかけて進めていく予定と聞いている。今後も引き続き本委員会の中で協議を重ねていきたいと考えているため、忌憚のない意見をいただきたい。
2 ワークショップ
・参加者全員による自己紹介
・事務局よりワールドカフェ形式の説明
Q1 市民活動についてどう思う?(ワーク終了後各グループで主な意見を発表)
グループ1
・市民団体とは、まず共通したやりたいことがあってそれを目的に集まっているのが団体
・やりたいことだけでは足りない部分があるため自発性も大切
・自発性を補うためのスキルがいる
・視野を広げるために他のメンバーと話をする
・社会で求められていること、困っていることに取り組むのが市民活動(広域性、非営利、公益的な活動)
・自分のところだけでなく、他のところとつなぐ・コーディネートするのがランタナの仕事
グループ2
・市民活動団体という枠組みが明確ではない
・明確じゃないと悪いかというとそうではなく、それがいい面もある
・市民活動団体とは、日常生活の課題や、それを解決していくためにどうしていったらいいのかという仲間を集めて共有して連携して繋がっているもの
・サービスという言葉とボランティアの意味も確認してほしい。ボランティアだからといっても必ずしも無償でやるものではないという話もあり印象に残っている
グループ3
・日常的な生活の課題を他のいろんな人と考えながら、解決するのが市民活動の根幹
・この活動のためにもっと広がりが欲しいということで、他の団体とうまくマッチング
・同じような団体をマッチングするだけではなく、偶然の場を作ることで、いわゆる協働というものが生まれてくることもある
・これにより、風景の見方が変わり、相互理解、相乗効果を生むのが市民活動なのかなと考える
・市民活動を存続・継続するのが難しい
・経費の枠について、交通費や食事に関する経費が認められないことが多い
・こういった面を認められれば活動する市民も増えていくのではないか
グループ4
・市民活動というのは定義が非常に抽象的
・市民活動をする上で大事なのは強いリーダーが必要
・活動の目的、チャレンジの内容を明確にする必要があると思うが、市民活動というとすごく大枠になってしまうため、目標を少し狭めた方がいいかなと思うが、狭めない方がいいという意見もあった。
※事務局より長崎市の主な補助金補助金、類似補助金等に関する説明
Q2 こんな経済支援あったらいいな(ワーク終了後各グループで主な意見を発表)
グループ1
・土地建物の提供があればいい
・市役所2階の市民利用スペースが協働のスペースをうたっているため、市民活動団体に使ってもらえるよう取り組んだ方がいい
・収支補填方式で、ここまでは自分たちで準備するから足りない部分だけ出してほしいというような、自立を促すような補助金があったらいい
グループ2
・市民活動団体が市民の方から認知してもらい寄付をしてもらうためには知ってもらう必要がある
・出島メッセやスタジアムシティなどを活用していろんなイベントで活動を披露する場を設ける
・福山雅治氏などを誘致できれば、寄付金も多く集まるのではないか
・各々の活動団体のグッズを常設して販売できるようなものがあればいい
・補助金に関して、お金に関しては支援が必要で、事務室についても継続してほしい
グループ3
・カードローン方式…固定額を最初にお渡しし、その金額をもって活動していただき、最後にはお渡しした額を返してもらう方式。例えば当初100万円で次年度から80万円というように徐々に額を減らしていき、自立を促すような仕組み。
・おくんち方式…補助金をもらう際にタイミングが合わない、事業年度の問題等で使いにくい部分となっているようなので、おくんちのようにセンターの登録団体のうち毎年数団体に補助金を渡すというシステム・枠組みを作る。事業計画を立てて活用しやすくなるのではないか。
・もやい方式…みんなで固定金額をいくらか出し合って、一つの団体に託して事業を行い、他の人たちがサポートをするような仕組み
グループ4
・事務員さんの給料やスタートアップ時の備品、パソコンなどに補助金が使えたら助かる
・チラシ作成は補助金が使えるのにホームページの作成については補助金が使えないなどの話もあった
・寄付や土地が欲しいという話もあった
・組織の実績などを積む段階での経済的な支援、飛び立つ力をつけようという段階での経済支援が非常に重要
・団体は規模ではなく、小さくてもしっかりしている組織もあるという話が印象的だった
クロージング
【事務局】
今回は、委員のみなさんがどういう意見を持たれているか共有するため、ワールドカフェという形式をとって意見の発散のみを行った。今後は意見の収束をしつつ、具体化に進めていきたい
3 閉会
【委員長】
こういったグループワークは、まちづくりに向けたモチベーションを高める上で非常に効果がある。ある種結論を出すような場には必ずしもふさわしくないが、こういうグループワークを繰り返していくことで、かなりの部分を調整できると思う。ぜひ今後も続けて欲しい。今は夢物語と同じだが、可能な範囲で少しずつでも形にしていただきたいと思う。今回の意見をぜひ今後活かしていただきたい。
市民活動団体のそれぞれの活動というのがあるが、最終的にそれぞれの団体もまちづくりということを意識していただきたい。これはやはり大きな目標であり、仕掛ける側としても持っておく必要がある。そうすると他の団体とのつながりや企業とのマッチングの話も出てくるだめ、ぜひまちづくりの意識を持ってほしい。ただ最終的には楽しみながらこの市民力推進委員会に関わってもらえたらと思う。
【事務局】
補助金の見直しの会議については、今回を含めて最低でも3回以上は協議を重ねていきたいと考えている。
- 以 上 -
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