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更新日:2025年2月21日 ページID:043337
生涯学習施設課
令和6年度第2回 長崎市科学館運営協議会
令和7年1月31日(金曜日)14時00分~
長崎市科学館工作室
1 報告
(1)次期指定管理者について
(2)キャッシュレス決済の導入について
2 議事
(1)冬の企画展について(視察含む)
(2)令和6年度の事業実施状況について
(3)令和6年度上半期の収支状況について
(4)令和7年度事業計画(案)について
1 報告
(1)次期指定管理者について
(2)キャッシュレス決済の導入について
<事務局から次期指定管理者、キャッシュレス決済の導入について説明>
質問等なし
2 議事
議事(1)冬の企画展について(視察含む)
<事務局から冬の企画展の内容を説明後、企画展を視察>
【委員】
入口の展示内容、写真が動画になるプロセスが分かりやすかった。最終的にテレビに帰着していくということもよかったのだが、最近の子供たちはスマートホンで動画を撮影したり、SNSに興味を持つ子も多いので、そちらに帰着させる案もあったのではないか。
テレビを観る方もいるが、インターネットで配信動画を視聴している方も多く、そちらに帰着させた方が、自分たちの生活に繋がっていることが分かりやすかったのかなと思う。
【指定管理者】
子どもたちに身近なもので興味を引く内容で検討している。
小さな子どもたちは、まだスマートホンを持っていない子どもも多く、インターネットでの動画配信よりも、実際に見て体験してもらう企画としている。
委員の意見は次回の参考にさせていただく。
なお、企画展に展示しているゾートロープ等は、企画展期間中に数回、工作講座を開催している。
【委員】
冬の企画展は手作り感があり、職員が作ったり、展示物を集めたり、また、地元密着の内容で親しみが持てる。子どもたちにとって、動画の世界、技術の世界はブラックボックスで、仕組みがまったく分からないままに使っているのが実態であると思うが、自分たちでも、理解することや作ることができると思わせる展示になっているのが素晴らしいと思う。
顔が見える科学館というか、職員が実際に作ったということがメッセージとして展示の中に含まれると、親近感がわき、科学館がより身近に感じられるのではないか。「物」だけではなく「人」も同時に見られるようにするとさらに親しみやすい科学館になるのではないか。
【委員】
フロッピーディスクなど展示物を見たことがない子どもたちも多い。展示物について職員が来場者に直接説明などを行っているのか。
【指定管理者】
団体やグループ客の場合は、職員が声掛けを行い希望者には説明をしている。しかし、職員もレベルの差があり、説明内容を統一することは難しい状況である。
【委員】
神戸のカワサキワールドでは、自動車、バイク、船や飛行機を展示しており、また、遊びながら学べるブースがあるが、各展示、ブースには職員がひとりずつついて、説明や遊び方を説明している。
科学館でもボランティアでもいいので説明する職員を配置するとわかりやすいと思う。
議事(2)令和6年度の事業実施報告について
議題(3)令和6年度上半期の収支状況について
<事務局から令和6年度の事業実施報告及び上半期収支状況について説明>
【委員】
プラネタリウムは新しくなったと思うが、利用者は増加したか。
【指定管理者】
プラネタリムの投影装置を更新したが、宣伝が不足していたのか、利用者数は極端には増えていない。情報発信が弱いと認識しており、SNSの利用についてインスタグラムでの広報を12月から新たに開始している。今後はタイムリーに情報発信していきたい。
また、来年度からは年間8番組の放映を予定しているが、上映パターンなどを検討しながらバラエティに富んだ内容にして利用者増を目指したい。
【生涯学習施設課】
プラネタリウムと全天周映画を合わせた利用者は、令和6年は12月末時点で約2万7千人である。令和5年度は一年間で約2万9千人であり、少し増加している状況である。番組編成は大幅に変わっていないので増加の明確な原因は分からないが、コロナ感染症の影響が減少したのかもしれないと考えている。
また、次期指定管理期間では、プラネタリウム等の上映本数を仕様書に年間8番組以上と明記しており、上映スケジュールなどは、現在指定管理者で検討いただいている。来年度からは年間パスポートの導入や、これまでより多彩な番組を投影することで利用者を増やし、プラネタリウムを有効活用していきたいと考えている。
【委員】
プラネタリウムの利用について、他の業種と科学館がコラボして、例えば映像を投影しながらの結婚式や、色々な発表会を行うなど、一般投影以外でプラネタリウムを活用できないか。
【指定管理者】
音楽を併せた投影や、昨年の夏にはFM長崎とコラボした企画を実施している。
現在、市内のホテルと何らかの企画ができないか協議を重ねており、具体的な内容は今後検討していく。科学館のニーズとホテルのニーズをすり合わせながら検討しており、実際に実施できるかは分からないが、科学館を知っていただくということを念頭において、他の業種とも協議を行っていきたいと考えている。
また、出前教室を出島メッセや稲佐山公園で行っているが、その際にも科学館をアピールしながら有効活用を図りたいと考えている。
【委員】
色々な企画を実施すると、利用者、料金収入も増加すると思うので頑張っていただきたい。
【委員】
以前売店があった場所に、テーブルと本が設置されていたが売店は移動したのか。
【指定管理者】
空調工事の影響で売店を一時的に移動させる必要があったが、思いの他、仮設先が売店に適していたため、今後は現在の仮設先の場所で運営していきたいと考えている。また、移転前の売店の場所については、これまで来館者が落ち着いて座ることができるスペースが無かったため、フリースペースとして提供したい。
また、売店で販売する商品も見直しを検討している。
【委員】
休憩スペースの設置はいいと思う。本も置かれているので親子で一緒に過ごせていいと思う。
議事(4)令和7年度の事業計画(案)について
<事務局から令和7年度の事業計画(案)について説明>
【委員】
青少年のための科学の祭典について、日程を1日にして、展示室でのブース運営を検討していることについて、実行委員会の意見を聞いていただきありがたい。
当日の展示室の利用については、土曜日ということで市内の小中学生は無料という通常対応だと思うが、保護者などの展示室の利用についての対応はどうなるのか。
【指定管理者】
科学の祭典の際の保護者等の無料利用については今後検討していく。令和6年度は展示室を無料開放し約800名の方が利用した実績もあり、子どもも大人もということで検討したい。
また、併せてマルシェも開催したいと考えている。
【委員】
科学館では出前講座を行っており好評と聞いている。
現在、市内の小学5年生は科学館で学習を行っているが、幼少の時期から科学に興味をもたせる観点から、学校教育課と連携しながら小学3年生を対象に出前講座を実施できればと考えているがどうか。
【生涯学習施設課】
出前講座については、全校一律ではなく希望に合わせて対応することはできると考えている。
出前講座の実施については、指定管理者側の職員体制も考慮する必要があるが随時対応は可能であると考える。
【委員】
長崎市は野母崎や琴海までと広く、科学館まで距離があり保護者と一緒でないと来館しづらい。学校の授業として小学3年生を対象に出前講座を実施できれば、科学に興味を持ち科学館を訪れる機会も増えると考える。
【委員】
出前講座は希望があれば対応することができるということだったが、希望すれば出前講座として訪問してくれること自体を知らなかったり、出向いてどういう講座を行ってくれるのかが分からなければ希望自体がないのではないか。
出前講座は大変で数多くの希望があった場合、対応は難しいと思うが、科学館から情報発信を行い、学校や公民館で地域と連携しながら実施できればと思う。
【生涯学習施設課】
以前の運営協議会でも同じ意見をいただいている。
出前講座の規模を大きくしても人員に限りがあるため、学校間の調整や学校によっては実施できないことも想定される。
指定管理者において、ある程度の基準、例えば年間訪問件数、科学館から遠い学校を優先するなどの基準を作成して対応していく必要はあると考えるが、出前講座を実施する指定管理者と市で考えが統一されている訳ではない。
すべての希望に応えられればよいとは思うが、現実問題として難しいと考える。
【指定管理者】
出前講座は職員のスキルアップ等を目的に十数年前から冬場に実施していたが、実施していく中で要望があり、現在は通年で実施している。
出前講座の内容については、ホームページや広報チラシに掲載しており、以前は学童総会に出向いて説明を行っていたがコロナ禍で学童総会の開催が無くなった。
出前講座の基本的なメニューは作成しており、個別対応も行っているが、対応できる職員も限られるため、一月に実施できる回数の制限もある。また、希望する曜日が重なることが多く、その場合は断ることとなる。例えば第1から第3まで希望日を伺うなど、出来るだけ対応したいと考えているが難しい状況である。
また、出前講座は市内に限らず、例えば島原や大村市など市外へも出向いて実施している。
【委員】
出前講座は、年に何回くらい実施しているのか。
【指定管理者】
一番多い年で100回程度、平均すると年60回程度実施している。
お盆の時期は実施できないため、それ以外の時期に、多い時は週に3回程度実施するときもある。
【委員】
年度ごとに地区を分けるなど、検討していただきたい。
【委員】
私が運営協議会の委員になったのは、科学館の魅力を知りたかったためである。
自分も子どもの頃はワクワクして科学館に行っていたのを覚えており、科学館の現状を聞きたかった。事業計画、報告で大体の内容は把握できた。
東京に孫がいるが、そこでは3~4歳ごろの子どもにピタゴラスイッチを見るよう推奨している。子どもたちは夢中になって見ており科学に対して興味を持つのではないかと思う。科学館にも設置してはどうか。
また、科学館では何を見れるのか、何ができるのかを、PTAや育成会を通じて伝えることを盛り込んだ事業計画にしてほしい。
【指定管理者】
参考にしたい。
【委員】
自分の子どももピタゴラスイッチは特に興味を持って見ていた。子どもの興味をそそるためには、ありふれたものより少し異質な展示もよいと思う。
また、福岡の科学館で「毒」に関する展示が開催されると聞いた。普段、関わることない「毒」についての展示で興味がわき行きたいと思った。子ども向けの企画もいいが、大人が興味を持つ企画を開催し、大人と子どもが一緒に観覧することができる企画もよいのではないか。
2月開催予定の巡回展は、家の中のおじゃま虫展となっているが、どういう虫を展示するのか。
【指定管理者】
巡回展は、全国科学館連携協議会から展示パネルを借り受け展示するものである。
今年度開催の巡回展で展示するものは、ゴキブリ等の害虫である。
【委員】
私は環境に関するNPO団体として活動している。環境面からも社会の変革の必要性が目の前にせまっており、子どもたちに対して環境教育やESD(持続可能な開発のための教育)活動を広げていきたいと考えている。
事業計画は幅広く面白い内容であるが、環境という視点からも内容を充実していただきたい。私達には人的リソースがあるので、相談しながら一緒に事業を実施できればと考えている。
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