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「長崎市第5期障害者基本計画」(素案)のパブリック・コメント募集結果

更新日:2024年3月22日 ページID:041824

「長崎市第5期障害者基本計画」(素案)について、次のようなご意見をいただきました。

1 意見募集の期間

令和6年1月24日(水曜日)~令和6年2月22日(木曜日) 

2 意見提出件数

5件(1人)

3 意見の内容と長崎市の考え方

番号

意見の内容

(注)原文の丸囲み文字は、括弧つきの数字に置き換えています。

長崎市の考え方
1 1.PDFのテキストデータ化について
(1)私は視覚障害者です。障害者福祉計画(素案)のテキストデータ化をしていただき誠にありがとうございました。お陰さまで滑らかに音声で読むことができました。ただし、このテキストデータには「目次」がありませんでした。素案の内容の概略が把握できず、大量のデータ(内容)を音声で順を追って読むしかありませんでした。そこで、「目次」または「コンテンツ」を表記することで「項目」で検索しながら読むことができます。(ページ数は省略しても問題はありません)今後は「目次」(コンテンツ)を必ず付けてください。
(2)テキストデータ化は可能な限りPDFと同じ内容にしてください。
読みやすくするための配慮もありがたいのですが、データを加工しないで文字情報は同じ内容にし、図表は文字で説明してください。資料編が複雑な場合は目次のみ掲載し内容を省略した旨を明確に表記していただければ第3者に読んでもらい確認できます。
「基本方針3 情報アクセシビリティの向上及び意思疎通支援の充実 (1)情報アクセシビリティの向上」の具体的取組みとして、「市のホームページを活用し、障害福祉サービス事業所や事業内容等についての情報提供の充実を図る」こととしております。
(1)について、計画等文書量が大量であるもののテキストデータの作成にあたっては、可能な限り目次等を付すとともに、
(2)について、元データを加工せず同じ内容の文字情報を記載し、図表については文字の説明を加えるなど、ご意見の内容を踏まえ、テキストデータ化を行ってまいります。
2 2.「移動しやすいような環境の整備」の項目
「今後も障害者の社会参加の促進を図るため、利用者の個々のニーズや状況に応じた適切な支援に努めるとともに障害者が移動しやすい環境整備を進める必要があります。」
→「移動しやすい環境の整備」では物理的な整備だけでなく「視覚障害者のバス利用での声かけなど市民の支援・協力も望まれる」とのソフト面の文言を追加してください。
「基本方針2 安全・安心な生活環境の整備 (2) 移動しやすい環境の整備」の「現状・課題等」における「利用者の個々のニーズや状況に応じた適切な支援」には、ソフト面での支援も含めており、今後とも、ご意見の内容も踏まえながら、ソフト・ハード両面での支援の充実に努めてまいります。
3 3.情報アクセシビリティの向上及び意思疎通支援の充実
(1)市のホームページは、障害福祉関係のテキストデータ化はもちろんですが、他の部署のPDF形式も視覚障害者が容易に読めるようにしてください。
(2)視覚障害者が取り残されないように音声で操作する視覚障害者のためのパソコン、スマートフォンの定期的講習会の開催を明確に提示してください。(障害福祉センターの講座で具体的な提示が必要)
(3)意思疎通支援において在宅視覚障害者の代筆代読を支援する人材の育成・派遣をしてください。スマートフォンを利用しての遠隔操作による代読支援制度も検討してください。(アイコサポート)
※参考 視覚障害者の暮らしを支援する「アイコサポート」
(URL省略)
(4)正確な点字表示を求めます。
市からの通知・文書が点字で送付されて自力で内容を確かめることができます。通知のみでなく葉書や封書にも部署名を記した点字表記もしていただき感謝しております。
点字は視覚障害者の文字です。「マス開け」や表記など正確な点字文書で送付していただくようさらに研修していただきますようお願いします。
「基本方針3 情報アクセシビリティの向上及び意思疎通支援の充実」の具体的取組みとして 、
(1)誰もが様々な場所で、必要な市政の情報等を容易に入手することができるよう、ホームページの充実に努めること
(2)障害者の情報通信技術(ICT)利活用支援のため、長崎市障害福祉センターにおいて、パソコン講座を開催すること
(3)障害者のコミュニケーションの支援を担う人材の育成・確保を図ること
(4)市が発行する文書の点字化、音声化等を推進する
ことを掲げており、
これらの取組みの推進にあたっては、ご意見の内容を踏まえながら、一層の充実を図ってまいります。
なお、(1)については、PDF化が不要な情報については、テキスト形式で発信するように呼び掛けるなど、庁内で周知を行い、誰もが利用しやすいホームページの運用に取り組んでまいります。
(2)については、現在のところは、障害福祉センターにおいて、音声で操作する視覚障害者のためのパソコン、スマートフォンの講習会については実施していない状況ではありますが、利用者の皆さまからの要望の状況等を踏まえながら、検討を行ってまいります。
(3)については、現在は、日常生活における代筆・代読の支援は、障害福祉サービスの居宅介護や同行援護で対応できることとなっているところです。今後も、ICT技術の進展等を踏まえながら、必要な見直し等を行ってまいります。
(4)については、文書の点字化にあたっては、今後とも正確な表記を行うよう努めてまいります。
4 4.基本方針 4防災・防犯等の推進

(1)現状、課題等の項目

「近隣の都市を含む全国で※、豪雨、台風などの被害が多発しており、より一層防災対策に向けた取組みを推進する必要があります。」

→ 昨今多発している※に「地震」を挿入したほうが良いと思います。

(2)この項目では防災・避難に主眼が置かれていますが、発災時の障害者救援対策、安否確認、被災者への具体的な取り組みが判りません。障害者対策本部の設置、支援団体への名簿の開示、障害種別ごとの具体的な支援策を明示してください。たとえば、障害者は避難所よりも自宅や知人宅へ避難している障害者が多いとの報告があります。支援物資の配布や情報など、障害者に届かないことがあります。

7年前の熊本地震で立ち上げられた「被災地障害者センターくまもと」(事務局・東俊裕弁護士)の活動が参考になります。
(1)については、ご意見を踏まえ、「基本方針4 防災・防犯等の推進」 の「現状、課題等」について、昨今の状況を踏まえ、「近隣の都市を含む全国で地震、豪雨、台風などの被害が多発しており、より一層防災対策に向けた取組みを推進する必要があります。」と記載します。
(2)については、「施策の方向性」において、「障害の有無に関わらず、全ての市民が必要な情報を速やかに入手できるよう、情報伝達手段の確保を図るとともに、災害が発生し、又はそのおそれがある場合など緊急時の避難支援体制を整備することにより、災害に強いまちづくりを推進します。」としており、具体的な支援については、長崎市地域防災計画 (第3章第26節)の「避難行動要支援者対策計画」等に基づいて対応することとしております。
また、支援物資の配布等の情報については、災害情報共有システム(Lアラート)を活用して配信することで、テレビやラジオ、携帯アプリ、ポータルサイトなどの様々なメディアを通じて情報を入手できるようにしております。
今後、ご意見の内容も踏まえながら、より一層の災害時の支援体制の充実に努めます。
5 5.基本方針 5行政サービス等における配慮の充実
「選挙に関する情報の提供」では、点字および音声CDによる選挙公報の提供、ホームページでの情報の提供の拡充に努めてください。ホームページでは視覚障害者がアクセスしやすい方法で提供してください。例えば、テキストデータ化、音声ファイルを組み込むことなど。
「選挙に関する情報の提供」の取組みについては、「候補者名、候補者の政見及び経歴に関する情報の提供を行うことにより、障害者が投票しやすい環境を確立します。」としており、ご意見の内容も踏まえながら、選挙に関する情報提供の充実に努めます。

4 意見を取り入れて修正した内容

「基本方針4 防災・防犯等の推進」 の「現状、課題等」を次のように修正しました。
(修正前)「近隣の都市を含む全国で、豪雨、台風などの被害が多発しており、より一層防災対策に向けた取組みを推進する必要があります。」
(修正後)「近隣の都市を含む全国で地震、豪雨、台風などの被害が多発しており、より一層防災対策に向けた取組みを推進する必要があります。」

5 意見を取り入れなかった理由

「長崎市の考え方」に記載した理由のとおりですが、今後の障害福祉施策の推進にあたり、貴重なご意見として参考といたします。

お問い合わせ先

福祉部 障害福祉課 

電話番号:095-829-1141

ファックス番号:095-823-7571

住所:〒850-8685 長崎市魚の町4-1(2階)

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