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更新日:2023年5月15日 ページID:036041
・新型コロナワクチンの接種期間が令和6年3月31日まで延長されました。(令和5年4月28日 更新)
・令和5年5月8日より春夏接種が開始されました。(令和5年4月28日 更新)
長崎市では1,2回目の接種希望者が少なくなってきていることや、医療機関でのワクチンの種類の接種間違いを防止するため、原則は集団接種会場での接種を受付けています。
1・2回目接種を完了した、もしくは前回の接種日から3か月以上経過している方は、オミクロン株対応2価ワクチンの接種が可能となりました。
重症化リスクの高い高齢者はもとより、若い方もオミクロン株対応2価ワクチンによる早めの接種をご検討ください。
■オミクロン株対応2価ワクチン■
【12歳以上】
オミクロン株流行期における、オミクロン株対応2価ワクチン【BA.4-5】(以下「BA.4-5ワクチン」とします。)接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会で、次のような海外での研究報告があっています。
効果 | 対象者 | 研究報告 |
---|---|---|
<発症予防>
従来型ワクチンのみを2回以上接種したかたのうち、直近の接種からの期間が2~3か月のかた(※1)、8か月以上のかた(※2)と比較して、BA.4-5ワクチン接種後約1か月で、 (※1) (※2) 18~49歳: 30% 56% 50~64歳: 31% 48% 65歳以上: 28% 43% ⇒ BA.4-5ワクチン接種者が発症する割合は、 (※1)の約1/1.4 (※2)の約1/1.8~約1/2.3 |
米国において、2022年9月13日~11月11日に、新型コロナウイルス感染症と一致する症状で受診した18歳以上のかた。 (調査数) 約36万名 |
Link-Gells et al (MMWR, 2022) |
<入院予防> 未接種者と比較して、BA.4-5ワクチン接種後約1か月で57% ⇒ BA.4-5ワクチンの接種者が入院する割合は、未接種者の約1/2.3 従来型ワクチンのみを2回以上接種したかたのうち、直近の接種からの期間が5~7か月のかた(※3)、11か月以上のかた(※4)と比較して、BA.4-5ワクチン接種後約1か月で、(※3)の38%、(※4)の45% ⇒ BA.4-5ワクチン接種者が入院する割合は、(※3)の約1/1.6、(※4)の約1/1.8 |
米国の9州において、2022年9月3日~11月18日に、入院した18歳以上のかた。 (調査数) 入院:約1万6千例 |
Tenforde et al (MMWR, 2022) |
※厚生労働省の第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会(2023年1月26日)資料<https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/001044152.pdf>(26~27ページ)を基に作成。
なお、上記報告は、BA.4-5ワクチンに関するものですが、現時点の知見を踏まえた専門家による検討では、オミクロン株対応2価ワクチンによる接種は、オミクロン株の種類(BA.1とBA.4-5)に関わらず、従来型ワクチン接種を上回る効果がみられ、今後の変異株にも有効である可能性が期待されています。詳細はこちらをご覧ください。
■従来型ワクチン■
【12歳以上】
オミクロン株流行期における、新型コロナワクチン(従来型)の3回目接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、次のような海外での研究報告があっています。
効果 | 対象者 | 研究報告 |
---|---|---|
<重症化予防> 2回目接種後(5か月)と比較し、3回目接種後5~6か月で87.2% ⇒ 3回目接種者の重症化する割合は、3回目未接種者の約1/8 |
2022年3月10日までにファイザーやモデルナなどを2回接種した30歳以上のシンガポール在住のかた。 (調査数) 約244万名 |
Ng et al, (JAMA Network Open,2022.8.1) |
<発症予防>
未接種者と比較して、3回目接種後2か月で83% ⇒ 3回目接種者の発症する割合は、未接種者の約1/6 <入院予防> 未接種者と比較して、3回目接種後2か月で89% ⇒ 3回目接種者の入院する割合は、未接種者の約1/9 |
米国10州において、2021年1月17日 ~2022年7月12日に入院又は救急外来を 受診した18歳以上のかた。 (調査数) 発症予防:約63万例 入院予防:約26万例 |
Ferdinands et al (BMJ,2022.10.3) |
※厚生労働省の第42回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022年12月13日)資料<https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001027170.pdf(29ページ~33ページ)を基に作成。
なお、厚生科学審議会では、オミクロン株対応2価ワクチンは、上記の従来株ワクチンと比べ、従来株を上回る重症化予防効果と、短期間の可能性ではあるものの、オミクロン株に対する感染・発症予防効果も期待されると判断しています。 詳細はこちらをご覧ください。
【5~11歳】
オミクロン株流行期における、5~11歳の新型コロナワクチンの2回目接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、次のような海外での研究報告があっています。
効果 | 対象者 | 研究報告 |
---|---|---|
<感染予防>
未接種者と比較して、2回目接種後で36.8% ⇒ 2回目接種者の発症する割合は、未接種者の約1/1.6 <入院予防> 未接種者と比較して、2回目接種後で82.7% ⇒ 2回目接種者の入院する割合は、未接種者の約1/6 |
2022年4月8日までにファイザーを1~2回接種済又は未接種であるシンガポールの5~11歳のかた。 (調査数) 約25万例(接種回数が、2回:17万例、1回:3万例、0回:5万例) |
Tan et al, (NEJM, 2022.7.20) |
※厚生労働省の第34回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022年8月8日)資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001030825.pdf)(48ページ)を基に作成。
【6か月~4歳】
オミクロン株流行期における、6か月~4歳の新型コロナワクチンの3回目接種後の効果について、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会で、次のような臨床試験の報告があっています。
効果 | 対象者 | 報告 |
---|---|---|
<発症予防> 未接種者と比較して、3回目接種後7日以降で 73.2% ⇒ 3回目接種者の発症する割合は、未接種者の 約1/4 |
2022年6月17日時点の6か月~4歳のかた。 (調査数) 約1,100例 |
ファイザー社 |
※厚生労働省の第38回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会(2022年10月7日)資料(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001004637.pdf)(12ページ)を基に作成。
☎0120-095827(無料)
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