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更新日:2023年1月10日 ページID:028834
野口彌太郎は、ヨーロッパで学んだフォービスム的体質と洗練された色彩感覚をもち、日本的フォービスムの典型を示したと言われています。
今回は、野口の作品の中から、日本国内を描いた作品をご紹介いたします。野口は、異国情緒ある長崎や雄大な北海道、そのほかにも人々の営みの息遣いを感じる港町や農村風景など、日本国内においても多数の作品を制作しました。また、晩年に描かれた「那智の滝」(1972)には、筆致に躍動感と力強さがさらに増して、壮大なエネルギーが込められた重厚感のある強靭な作風に仕上げられています。
後期展では、野口が切り取った日本国内の風物の作品をごゆるりとご鑑賞いただけましたら幸いです。
「東山手」S27,10号相当,墨彩色 「イワシの水揚げ」S45,15号F,油彩
期 間 :令和4年10月25日(火曜日)~令和5年4月23日(日曜日)
※毎週月曜日休館(祝日は開館)
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