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更新日:2024年7月9日 ページID:034438
「長崎(小島)養生所」は、長崎海軍伝習所教官であったオランダ軍医ポンぺの病院設立の願いにより、1861年(文久元)に開設された我が国最初の近代西洋式病院です。
日本近代西洋医学発祥の地に整備された長崎(小島)養生所跡資料館では、仁田佐古小学校新校舎建設工事に先立つ埋蔵文化財発掘調査により検出された養生所遺構の一部を露出展示、ヨーロッパ製薬瓶など病院関連出土遺物等を展示するとともに、映像やVRを用いて、養生所及び関連施設である医学所、分析究理所の歴史的価値や、「日本近代西洋医学教育の父」と称されるポンぺの功績などを紹介しています。
令和2年(2020)4月6日
開館時間 午前9時~午後5時
休館日 毎週月曜日(祝日の場合は開館)、12月29日~1月3日
入館料 無料
所在地 長崎市西小島1丁目8番15号(仁田佐古小学校体育館横)
電話番号 095-822-7023
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部設備の使用を中止し、また、「業務縮小」や「休館」となる場合があります。
はじめに
長崎(小島)養生所で医学を教え、日本近代西洋医学教育の父と称されるポンぺを案内役に、養生所の
歴史や日本医学史の流れを紹介します。
1 長崎(小島)養生所の建設
長崎海軍伝習所の誕生から、養生所やその関連施設が設置された経緯などを紹介。また、養生所
北棟の基礎遺構を露出展示しています。
2 ポンぺの医学教育
ポンぺが行った体系的な医学教育について、ポンぺの講義録などを用いて紹介します。
3 日本の近代医学・医療の発展
ポンぺに学んだ松本良順や長与専齋といった日本の近代医学・医療に大きく貢献した人物を紹介し、
ポンぺの影響力について伝えます。
4 小島養生所跡の保存・活用
小島養生所跡から出土した石垣遺構を露出展示するとともに、出土遺物や分析究理所遺構を紹介。
さらにVRで当時の建物の外観・内観を再現します。
シアターゾーン
ポンぺの長崎来訪から帰国までの足跡をたどり、その功績を紹介するとともに、CGにより再現した
遺構や当時の養生所について解説します。
企画展示ゾーン
常設では紹介できない資料を展示します。
現在、「養生所設立に向けて」を展示しています。
ポンぺが医学伝習やコレラ対策のなかで、病院建設の必要性を強く感じ、幕府へ西洋式病院の設置を願います。しかし、日本最初となる西洋式病院の設置には、多くの人々の理解と協力が不可欠でした。
本企画展では、養生所設置に向けて尽力した人々についてご紹介しております。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため開館時より使用を中止しておりました
VR映像機器の使用を令和5年5月23日(火曜日)より開始します。
小島養生所の建物の外観・内観を再現したVR映像をご覧いただけます。
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