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更新日:2024年2月21日 ページID:009099
ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒は冬場に多く発生する傾向があります。
特に保育園、学校、老人福祉施設等で発生した場合は、集団発生につながることがありますので注意しましょう。
感染力が非常に強く、食中毒対策と同時に感染予防対策を図る必要があります。
調理従事者は、下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱など風邪に似た症状があった時は調理行為にたずさわらないようにしましょう。
ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。
「ノロウイルス」の「ノロ」とは発見された地名に由来し、国際ウイルス学会で命名されましたが、元は「SRSV(小型球形ウイルス)」と呼ばれていました。
ヒトから排出されたウイルスが、下水処理場、河川を経て海にたどり着くと、カキなどの二枚貝の中腸腺という内臓に取り込まれ、そのカキなどの二枚貝を不十分な加熱で食べることにより感染します。
ノロウイルスに感染した人が、用便後の手洗いが不十分なまま料理をすると食品が、ウイルスに汚染され、その食品を食べることにより、感染するおそれがあります。
ノロウイルスに感染した人のおう吐物にはウイルスが含まれています。そのおう吐物の処理が不十分だとウイルスが乾燥して舞い上がり、直接ヒトの口から取り込まれ感染するおそれがあります。
ウイルスが体内に取り込まれてから、24~48時間後に発症します。(症状がなくても、便の中からウイルスが検出されることがあります。また、症状が回復しても、2週間~1ヶ月程度は便の中にウイルスの排出が続くといわれています。)
主症状は、下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱など風邪に似た症状です。
秋から冬にかけて、生かきを原因食品とした食中毒が多く発生します。
また、ノロウイルスに感染した調理従事者の手指を介した食中毒の事例も多く、年間を通して油断のできないウイルスであるといえます。
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)(新しいウィンドウで開きます)
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