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1907年、三菱長崎造船所に日本初の商用水槽「曳航水槽」が建設されました。船の模型を使って船体の抵抗などを測定する研究施設です。1942年に文教町に移設され、現在の全長300mの巨大な試験場が完成しましたが、1945年に原爆の被害を受け、4人が犠牲に。その後、傾いた壁を引き起こして1953年に復旧しました。現在も完全には直立しておらず、建物と新設したドアの間には隙間があります。日本の造船の歴史を語る上でも欠かせない貴重な建物です。
水槽は無傷だったため、現在も、環境負荷の少ない船舶の研究に活用されています。
普段は非公開の敷地内を、8月2日(土曜日)午前10時~午後3時に特別公開!申し込み不要、撮影不可です。
対象 小学生以上(小学生は保護者同伴)
場所 文教町3-48(駐車場なし)