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設置年月日 | 平成9年4月26日 |
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設置根拠 | 長崎市科学館条例 |
担任事務 | 科学館の適切な運営に関し必要な事項を調査審議すること |
所管課 | 教育委員会教育総務部生涯学習施設課 電話:095-829-4930 |
1 科学館の概要説明・視察
2 報告
(1) 利用料金の見直しについて
3 議事
(1)令和6年度の事業報告について
(2)令和7年度の事業計画について
1 科学館の概要説明・視察
<事務局から科学館施設の概要を説明し、館内と夏の特別展の視察を行った。>
【委員】
夏の特別展示については、前期の「食を科学する」は入場者が多かったようだ。食品サンプル体験も参加者が多かった。中期の「スポーツを科学する」は利用者が少ないようだが、後期の「科学捜査展」には期待したい。
【指定管理者】
前期の「食を科学する」は夏休み前の7月12日から28日までで、夏休み前から開催したが、夏休みに入ると入場者も増えた。入場者は食品サンプルに興味をもち、食品サンプルをもとに栄養のバランスを計測する機器が今回の目玉であった。また、食品サンプルを使って写真撮影をするスペースも設け、子どもから大人まで楽しんでいただいたと思う。
中期の「スポーツを科学する」については、本日は入場者は少ないが、昨日は大勢の方に入場いただいている。実際に体を動かして体験できるので、子どもも大人も楽しんでいただけていると考えている。
後期の「科学捜査展」も、皆さんに楽しんでいただけるような展示にしたいと考えている。長崎県警察署の鑑識の部門の方に協力を得て、お仕事体験の教室を開く予定としている。
【委員】
科学捜査展は、長崎県警の方に協力を得ることとなっているのか。
【指定管理者】 特別展示自体ではなく、科学捜査展に関連して行うイベントに協力をいただく。鑑識業務を行っている方を招き、実際の鑑識体験ができる教室を開催することとしている。
【委員】
外部機関の協力を得ながら、本物の体験をしていただくということと理解する。大変よい取り組みだと思う。
【委員】
3階展示室奥の部屋について、映像が投影されているようだが利用者が少ないようだ。
どのような展示を行うスペースなのか。
【指定管理者】
以前はロケット打ち上げの映像を投影していた。活用方法について検討していく。
【委員】
3階のエレベーター前に書籍が置いてあるが、平成や昭和発刊など、だいぶ古い物のようだ。昭和の書籍が悪いとは言わないが、定期的に入替などは行っているのか。
【教育委員会】
市の直営時代の書籍などを継続して置いている状況である。
今後は、市立図書館で役割を終えた書籍のうち科学に関する書籍などを活用し、図書の充実を図っていきたい。
【委員】
展示室の花火の映像装置について、花火が上がる映像の際に、「ヒュルヒュル」や「ドカン」などの音を臨場感がでるよう大きくしてほしい。
【教育委員会】
花火の映像装置は、選んだ火薬の種類によって花火の色が変わることで炎色反応を学ぶことができる装置である。音量については設定を確認したい。
また、映像はプロジェクターで投影しているが、館内照明が直接、装置のスクリーンにあたって画像が見にくかったため、照明を移設して見やすくする改善を行っているが、まだ改善の余地はあると考えている。
【委員】
委員から指摘があった展示室の奥の部屋が暗室になるので、そこに花火の映像装置を移設すると、明瞭な画像と迫力のある音量で楽しめるのではないか。
【教育委員会】
委員の意見のとおり、展示室奥の部屋に移設すると映像的、音響的にもよりよい環境になると思う。
移設の可否を含めて、費用等を確認したい。
【委員】
初めて科学館を視察してみて、子どもが喜ぶ施設であると感じている。
ただ、施設内が暑い。暑い所と涼しい所が明確に分かれている。電気代も高額だと思うので、例えば、3階から上の階段などが暑いので、遮光になるようなものを貼るなどして対策してはどうか。
【委員】
今、ふしぎタワーは使えない状況か。
【指定管理者】
ふしぎタワーは、温度30℃を目途に使用の可否を判断している。ここ数日は雨の天気だったので開放していたが、温度が上がると熱中症の恐れがあるため注意して判断している。
【委員】
館内の温度は何度くらいに設定しているのか。
【指定管理者】
26℃で設定している。
ロビー含め天井が高く広いので、なかなかエアコンが効きづらい所もある。特に階段は冷風の吹き出し口も無く暑い状況である。
【委員】
3階の展示室から天文台に上る階段が、窓からの直射日光などの影響で特に暑かったが、熱気を吸い出すような、何らかの対策はできないのか。
【委員】
暑い空気が停滞していると思うので、サーキュレーター等で空気を移動させてみてはどうか。
【教育委員会】
この施設は平成9年に建設されており、空調装置についてもその当時の気温で設計されているため、近年の高温に対応できていない状況である。
空調機器は、ガスヒートポンプ式エアコンと冷温水器で、ガスヒートポンプ式エアコンについては年次的に更新を行っており、昨年度で全機器の更新が完了したところだが、エアコンの冷房能力は変わらないため、このような状態である。
サーキュレーターの設置等、委員の意見を参考に、利用者が快適に過ごせるよう考えたい。
【委員】
3階から上の階段は利用が多いのか。
【指定管理者】
基本的に3階から上の階段は閉鎖している。今日は視察のため階段を利用したが、一般の利用者はエレベーターを利用している。
【委員】
そうであれば、空気の入れ替えなどを行う程度で、大規模な対策は必要ないと思われる。
話は変わるが、展示室が以前に比べ明るくなったと思う。また、展示室のむしむし展でカブト虫に直接触れられるのは子どもにとっても大人でも楽しめてよい企画だと思う。難しいとは思うが昆虫の種類などを増やせればなおよい企画になると思う。
【委員】
展示室が以前は暗かったのが、今は明るくなったとの意見があったが、展示替えはいつ頃行ったのか。
【教育委員会】
平成30年度に展示室をリニューアルし、7年程度経過している。
【委員】
科学館と聞くと中高生が学ぶような内容をイメージするが、実際の科学館には中高生向けの展示などが少ないと思う。小さな子どもたちの科学の芽を育てる観点からは施設などが充実していると思うが、中高生が学べる展示などが欲しいと考える。
今回の特別展示でも、科学に関する体験は何回も繰り返し行うことができるが、科学をとおして自分のことを知ることができるような展示の設置や、展示内容を随時リニューアルしていけば、リピーターも増えもっと楽しい施設になるのではないかと思う。
【委員】
科学館の対象年齢としては、どの年齢層を対象としているのか。
【指定管理者】
小学校就学前から小学生までの利用者が多い。科学教室もその年齢層の参加者が多く、中高生の参加者は少ない。プラネタリウムや、プラネタリウムの夕べなどは、中高生の利用もある。
【委員】
10月に青少年のための科学の祭典が開催されるが、青少年の参加者は少ない。
私も科学の祭典に電気関係のブースを出展しているが中高生は誰も来ない。以前、中学校の理科教師をしていたが、中高生の子どもたちは学業などに忙しく科学館を訪れる暇がない。そうなると、幼稚園児や小学生などしか来ない。
また、FMラジオ作成の科学教室を開催するが、こちらも中高生は来ず小学生が多いので、半田ごての使い方から教えている。
展示を中高生向けに変えても中高生の利用者は増えないと思う。以前から「長崎市科学館」ではなく「長崎市児童科学館」とした方がよいのではないかと提案している。
【委員】
中学生は部活動等で時間がない状況は否めない。科学館からはチラシをいただいているが、配布しているのみである。
花火の炎色反応の映像装置や重力などに関する中学生向けの展示もあるので、中学校理科部会等と協力して中学校側からのアプローチができればいいと思うが、やはり生徒たちは時間が無く難しい状況である。今後の課題としたい。
【指定管理者】
現在、職場体験という形で中学生に来ていただいている。その中でヒアリングなどを行いながら中高生の意向を聞いて対応を検討したい。
【委員】
展示室の入り口に、上野彦馬、本木昌造など長崎の先人たちの掲示があったが、展示室内にそれらの人物と関係のある展示が無いように感じた。展示パネルに記載されている内容は大人向けと思うが、科学館が実施している科学教室などで、先人たちに関連した企画を行い、子どもたちが自然に先人たちに触れる機会ができればいいと考える。
【委員】
科学とは直接関係がないが、「ガチャガチャ」を増やしてほしい。
【委員】
外部の業者が設置しているのか。
【指定管理者】
設置は委託しているが、商品の補充等は売店担当で行っている。
他施設ではガチャガチャの森などがあり、ガチャガチャは多くの種類があり人気もある。隕石や宇宙に関する商品など、種類も多くあるため検討したい。
【委員】
プラネタリウムは科学館のメイン施設の一つであると思うが、今日、視察した際には利用者が少ないようだった。
プラネタリウム投影以外で、例えば他の映像を投影するなど、プラネタリウム以外の企画として利用するなどの検討はしているのか。
【指定管理者】
昨年は、ラジオ局とコラボした「星空ラジオ」や、プラネタリウム内で音楽隊による生演奏などのイベントを開催した。
また、科学捜査展に関連して、プラネタリウムでの長崎県警察音楽隊による演奏会も予定している。
時間帯や番組などによって利用者の増減はあるが、委員の指摘どおり、プラネタリムの活用をさらに検討していく。
【委員】
既にプラネタリウムとしての利用以外での企画も実施されているという認識でよいか。
プラネタリムは星の投影に関わらず、音響、映像施設としての総合的な使い方をしていると考えてよいのか。
【指定管理者】
基本的には星を投影することとなるが、本年は、プラネタリウム内で「デンリュウ」を呼んでイベントを開催した。
【委員】
プラネタリウムでは、星空解説、宇宙や太陽系に関する番組、季節に応じた番組、宇宙に関連したアニメ番組等を投影している。年間パスポートを購入した子どもたちは全番組を見ているのではないか。
【委員】
プラネタリウムでは、大人向けとしてどのような番組を投影しているのか。
【指定管理者】
子ども向けとしては、ピカチュウとドラえもん。家族向けとしてコナンなど、大人向けとしてヒーリングアース、夏はタートルオデッセイを投影している。また、全天周映画としてオーロラを見た恐竜たちという番組を上映している。
本年は、プラネタリウム番組として6番組、全天周映画を2番組の計8種類の番組を投影することとしていて、また、併せて職員の生解説による星空解説番組も投影している。
なお、7、8月は夏休み期間中でもあり、子ども向け番組を多く投影している。
2 報告
(1)利用料金の見直しについて
<事務局から利用料金の見直しについて説明>
【委員】
団体料金は廃止とのことだが、理由と他の施設の動向を教えてほしい。
【教育委員会】
団体料金については、料金の見直しの指針により、市の全施設で一律廃止との方針であったため、その方針に基づき科学館も廃止としたものである。
【委員】
市の方針に乗っとってとのことだが、科学館は修学旅行生などの団体利用が多いと考える。科学館が修学旅行生を受け入れる施設と考えると、市民へのサービスではないが、生涯学習施設として考えるとサービスの低下につながるのではないか。その点も含めて、団体料金を廃止することとした理由を教えてほしい。
【教育委員会】
全庁的な方針であるが、基本的な考え方として、コストに見合った金額で算定し、適正な受益者負担に見直すという原則に従い、団体料金という割引的な取り扱いは廃止するという市の方針が示されたことによるものである。
【委員】
市内全施設同一の方針ということで理解した。
3 議事
議事(1)令和6年度の事業報告について
<事務局と指定管理者からから令和6年度モニタリング、事業報告について説明>
【委員】
モニタリング状況資料の中で、利用者からの意見が4つ記載されていた。
意見の総数と、どういう方法で徴取しているのかを教えてほしい。
【指定管理者】
トイレの近くにアンケートボックスの設置と、QRコードで徴取している。
【指定管理者】
科学教室やプラネタリウムのイベントでは、企画に応じてアンケートを徴取している。
資料が無く正確な数値は答えられないが、通常のアンケートの回答は月に20から30件程度である。
【教育委員会】
アンケート用紙は、項目ごとに丸をつける欄と、最後に自由記載欄がある。
市への報告は、アンケートの回答結果の集計であるが、回答数も大事であるため、今後は回答数までを報告してもらいモニタリングの対象とすることとする。
また、意見についての報告は、指定管理者が回答を施設内に掲示したものを別に提出いただいており、月に3件程度、年間で30件程度である。その他、小さな意見についてはアンケート集計結果に記載されている。
モニタリング状況資料に記載しているのは、市へ意見の報告があったもののうち、内容が多かった項目を抜粋して記載している。
【委員】
モニタリング状況資料に記載されている4件については、4人の方からの意見ではなく、例えばプラネタリウム対する意見を集約して記載しているのか。
【教育委員会】
指摘のとおり、意見が多かったものを抜粋、集約して記載している。
その他の意見について、対応が完了したものなどについては特に記載はしていない。
【委員】
アンケート用紙での回答と、QRコードでの回答、どちらが多いか。
【指定管理者】
圧倒的にアンケート用紙での回答が多い。
子どもが記入することが多いので、どうしても書きやすい紙が多い状況である。
【委員】
アンケート等の徴取方法は多様化させていくことが重要であると考えるので、引き続きQRコードの利用を推進していただきたい。
【委員】
年間パスポートの販売状況について教えてほしい。
【指定管理者】
8月11日現在で232名、大人が112名、子どもが120名となっている。
【委員】
他の施設と比べてどのような状況か。
【教育委員会】
年間パスポートを導入している施設としては、出島やペンギン水族館などがあるが、資料を持ち合わせていないため回答できない。
市としては、科学館で年間300件程度を想定していて、現時点での232件から考えると多い状況と考えている。
【委員】
年間パスポートの導入については、以前の科学館運営協議会でも意見として出ており、その意見で実現したのかは分からないが、ニーズがあったことが、この件数で示されていると思う。大変よい取り組みであると判断する。
【委員】
資料の利用者数を見ると、コロナの際に落ち込んだものがよくここまで回復していると思う。
私は小学生以下の子どもたちに携わっているが、この30年で長崎の子どもは半分になっている。委員の中には各学校の先生もいらっしゃり、今、児童生徒の数は減っていると感じられていると思うが、私の感覚では、まだ数が多かった時代の世代の子どもたちが、大学生や中学生になっていると感じている。
私立幼稚園やこども園では年を追うごとに子どもが少なくなっている、地域から子どもがいなくなっている。
そのような中で利用者数を維持しているのは、すごいことだと思うのだが、これ以上増やしていくとした場合、子どもたちが何回、来館すればよいのか、限界があるのではないかと危惧する。利用料金を値上げすることで収入を確保することは当然だが、生涯学習施設として、大人も楽しめる施設としていく必要があると考える。
【委員】
科学館では、年に3回スターシップフェスタを開催しているが、学童の子どもたちが多く来場する。私もブースを出展しているが、同じ子どもが何回も来ているのではないかと感じている。
【委員】
今までは子どもが減る中でも幼稚園の園児の数は減らなかった。両親が共働きとなり預ける子どもが多い状況だったのが、今では園児が少なくなり閉鎖する園も出てきている状況である。学童も今後は同じようになるだろうと考えている。
私の園でも10年前に比べ、園児が半分になっている。科学館も今後の10年を見据えて運営する必要があると思う。
【教育委員会】
子ども向けの企画で来館者を確保している状況だが、これからは中学生、高校生や大人向けの企画を充実し広く市民の方に来館していただければと考えている。
また、常設展示の見直しの際に、対象とする年齢層の想定や、プラネタリウム番組の構成、科学教室などについても子どもから大人まで楽しんでいただけるものにしていく必要があると考えている。
【委員】
アロマプラネタリウムは、子ども参加者が無く大人の参加者のみで、プラネタリウムの自主事業の中では一番参加者が少ない。ということは、科学館が、大人も利用できる施設であるという認識が無いのではないかと思う。
市内の小学5年生の児童は学校で必ず科学館に来るようになってる。科学館は立地条件も良く、子どもには繰り返し来館しやすい場所と考えるが、大人の方には、まだまだ認識が薄く、そこに余地があるのではないかと思った。
【委員】
科学館の正面に看板が設置してあるが、老朽化しあまり目立たない。その前の道路は、学生や大人、バスなども通るため、科学館らしい掲示を考えた方がよいのではないか。
【指定管理者】
最近は電光掲示板など、見やすい掲示があるが、設置には予算が必要で現実的に難しい状況である。
【教育委員会】
予算の状況等を見ながら優先順位をつけて対応したい。
議事(2) 令和7年度の事業計画について
<指定管理者から令和7年度の事業計画について説明>
【委員】
館内のWi-Fi設備について、現在は申請した団体に対して利用を許可している状況だと思うが、フリーWi-Fiとしての利用は検討しているか。
【教育委員会】
現状としては申請された団体等に対し使用させており、今のところ取扱いを変更する予定はない。
【委員】
科学の祭典では、昨年度から予算の削減等のため実験の手引きなどの印刷を止めて、PDFデータで提供している。その際、ダウンロードが利用者の負担になっていることを問題点としている。例えば、その日だけフリーでWi-Fiとして使えるようにすることなどは可能か。
【教育委員会】
科学の祭典実行委員会として利用申請していただければ、使用は可能と判断する。
【委員】
Wi-Fi回線の容量はどの程度か。
【教育委員会】
回線速度について資料が無いので、回答できない。
【委員】
Wi-Fiの利用者が多くなった場合、回線が飽和するのではないかということを心配している。
【教育委員会】
科学館のWi-Fi設備については、例えば、工作室、実験室や学習室などの部屋単位で使用することを想定し整備している。展示室にも整備しているがフリーWi-Fiでの使用を目的として整備していないので、利用者が一斉に利用した場合、どうなるか想定できない状況である。
【委員】
夏の特別展示「スポーツを科学する」の入場料はいくらか。
【指定管理者】
一般の大人で800円、子どもが600円、前売り券だと、それぞれ700円、500円としている。
また、今回はセット券を販売していてコンビニ等で購入できるが、3枚つづりで大人2,000円、子ども1,500円としている。今年は夏の特別展示を3部構成としているため、全部来ていただけるよう3枚セット券を販売している。
【委員】
「食の科学する」は見ていないが、「スポーツを科学する」の展示内容では、少し割高ではないかと感じた。親子3人で入場すると2,000円となり、親の感覚として高額と感じる。
【指定管理者】
指摘のとおりと考えている。
今は特別展示と常設展示を利用する場合、別々に料金を支払わなければならないので、今後は、特別展示と常設展示のセット料金の設定を検討している。
それと集客ということで話をさせていただけば、現在、ヒルトンホテルと提携した企画を開催している。
プラネタリウム担当職員が提案した、星空をイメージしたメニューを「星空アフタヌーンティー」という名称で提供していて、食事された方に科学館のプラネタリウムチケットを配布している。また、職員がヒルトンホテルに赴き、メニューの解説などを行っている。普段、科学館に来られない方に来場していただけるような企画と考えている。
【委員】
育成協では、年に1回「子どもゆめフェスタ」を、市民会館などで実施している。今度は長崎スタジアムシティのサブアリーナで開催するが、学童、子ども会等を含めて、一番多い時は2,800名程度の子どもたちが参加している。科学館も出前サイエンス教室等を出展することで、科学館で行っていることをアピールするようなことができないか、子どもゆめフェスタという場を集客に利用していただければと思う。
子どもが減少している状況であるが、お互いに協力できればと考えている。
【委員】
市PTA連合会でも、11月30日に「スマイルみらいふぇすた」を開催するので、こちらでもお互いに協力できればと思う。
【委員】
その他に意見が無いようなので、本日の議事を終了する。
1 報告
(1)次期指定管理者について
(2)キャッシュレス決済の導入について
2 議事
(1)冬の企画展について(視察含む)
(2)令和6年度の事業実施状況について
(3)令和6年度上半期の収支状況について
(4)令和7年度事業計画(案)について
1 報告
(1)次期指定管理者について
(2)キャッシュレス決済の導入について
<事務局から次期指定管理者、キャッシュレス決済の導入について説明>
質問等なし
2 議事
議事(1)冬の企画展について(視察含む)
<事務局から冬の企画展の内容を説明後、企画展を視察>
【委員】
入口の展示内容、写真が動画になるプロセスが分かりやすかった。最終的にテレビに帰着していくということもよかったのだが、最近の子どもたちはスマートホンで動画を撮影したり、SNSに興味を持つ子も多いので、そちらに帰着させる案もあったのではないか。
テレビを観る方もいるが、インターネットで配信動画を視聴している方も多く、そちらに帰着させた方が、自分たちの生活に繋がっていることが分かりやすかったのかなと思う。
【指定管理者】
子どもたちに身近なもので興味を引く内容で検討している。
小さな子どもたちは、まだスマートホンを持っていない子どもも多く、インターネットでの動画配信よりも、実際に見て体験してもらう企画としている。
委員の意見は次回の参考にさせていただく。
なお、企画展に展示しているゾートロープ等は、企画展期間中に数回、工作講座を開催している。
【委員】
冬の企画展は手作り感があり、職員が作ったり、展示物を集めたり、また、地元密着の内容で親しみが持てる。子どもたちにとって、動画の世界、技術の世界はブラックボックスで、仕組みがまったく分からないままに使っているのが実態であると思うが、自分たちでも、理解することや作ることができると思わせる展示になっているのが素晴らしいと思う。
顔が見える科学館というか、職員が実際に作ったということがメッセージとして展示の中に含まれると、親近感がわき、科学館がより身近に感じられるのではないか。「物」だけではなく「人」も同時に見られるようにするとさらに親しみやすい科学館になるのではないか。
【委員】
フロッピーディスクなど展示物を見たことがない子どもたちも多い。展示物について職員が来場者に直接説明などを行っているのか。
【指定管理者】
団体やグループ客の場合は、職員が声掛けを行い希望者には説明をしている。しかし、職員もレベルの差があり、説明内容を統一することは難しい状況である。
【委員】
神戸のカワサキワールドでは、自動車、バイク、船や飛行機を展示していて、また、遊びながら学べるブースがあるが、各展示、ブースには職員がひとりずつついて、説明や遊び方を説明している。
科学館でもボランティアでもいいので説明する職員を配置するとわかりやすいと思う。
議事(2)令和6年度の事業実施報告について
議題(3)令和6年度上半期の収支状況について
<事務局から令和6年度の事業実施報告および上半期収支状況について説明>
【委員】
プラネタリウムは新しくなったと思うが、利用者は増加したか。
【指定管理者】
プラネタリムの投影装置を更新したが、宣伝が不足していたのか、利用者数は極端には増えていない。情報発信が弱いと認識していて、SNSの利用についてインスタグラムでの広報を12月から新たに開始している。今後はタイムリーに情報発信していきたい。
また、来年度からは年間8番組の放映を予定しているが、上映パターンなどを検討しながらバラエティに富んだ内容にして利用者増を目指したい。
【生涯学習施設課】
プラネタリウムと全天周映画を合わせた利用者は、令和6年は12月末時点で約2万7千人である。令和5年度は一年間で約2万9千人であり、少し増加している状況である。番組編成は大幅に変わっていないので増加の明確な原因は分からないが、コロナ感染症の影響が減少したのかもしれないと考えている。
また、次期指定管理期間では、プラネタリウム等の上映本数を仕様書に年間8番組以上と明記していて、上映スケジュールなどは、現在指定管理者で検討いただいている。来年度からは年間パスポートの導入や、これまでより多彩な番組を投影することで利用者を増やし、プラネタリウムを有効活用していきたいと考えている。
【委員】
プラネタリウムの利用について、他の業種と科学館がコラボして、例えば映像を投影しながらの結婚式や、いろいろな発表会を行うなど、一般投影以外でプラネタリウムを活用できないか。
【指定管理者】
音楽を併せた投影や、昨年の夏にはFM長崎とコラボした企画を実施している。
現在、市内のホテルと何らかの企画ができないか協議を重ねており、具体的な内容は今後検討していく。科学館のニーズとホテルのニーズをすり合わせながら検討していて、実際に実施できるかは分からないが、科学館を知っていただくということを念頭において、他の業種とも協議を行っていきたいと考えている。
また、出前教室を出島メッセや稲佐山公園で行っているが、その際にも科学館をアピールしながら有効活用を図りたいと考えている。
【委員】
いろいろな企画を実施すると、利用者、料金収入も増加すると思うので頑張っていただきたい。
【委員】
以前売店があった場所に、テーブルと本が設置されていたが売店は移動したのか。
【指定管理者】
空調工事の影響で売店を一時的に移動させる必要があったが、思いの他、仮設先が売店に適していたため、今後は現在の仮設先の場所で運営していきたいと考えている。また、移転前の売店の場所については、これまで来館者が落ち着いて座ることができるスペースが無かったため、フリースペースとして提供したい。
また、売店で販売する商品も見直しを検討している。
【委員】
休憩スペースの設置はいいと思う。本も置かれているので親子で一緒に過ごせていいと思う。
議事(4)令和7年度の事業計画(案)について
<事務局から令和7年度の事業計画(案)について説明>
【委員】
青少年のための科学の祭典について、日程を1日にして、展示室でのブース運営を検討していることについて、実行委員会の意見を聞いていただきありがたい。
当日の展示室の利用については、土曜日ということで市内の小中学生は無料という通常対応だと思うが、保護者などの展示室の利用についての対応はどうなるのか。
【指定管理者】
科学の祭典の際の保護者等の無料利用については今後検討していく。令和6年度は展示室を無料開放し約800名の方が利用した実績もあり、子どもも大人もということで検討したい。
また、併せてマルシェも開催したいと考えている。
【委員】
科学館では出前講座を行っており好評と聞いている。
現在、市内の小学6年生は科学館で学習を行っているが、幼少の時期から科学に興味をもたせる観点から、学校教育課と連携しながら小学3年生を対象に出前講座を実施できればと考えているがどうか。
【生涯学習施設課】
出前講座については、全校一律ではなく希望に合わせて対応することはできると考えている。
出前講座の実施については、指定管理者側の職員体制も考慮する必要があるが随時対応は可能であると考える。
【委員】
長崎市は野母崎や琴海までと広く、科学館まで距離があり保護者と一緒でないと来館しづらい。学校の授業として小学3年生を対象に出前講座を実施できれば、科学に興味を持ち科学館を訪れる機会も増えると考える。
【委員】
出前講座は希望があれば対応することができるということだったが、希望すれば出前講座として訪問してくれること自体を知らなかったり、出向いてどういう講座を行ってくれるのかが分からなければ希望自体がないのではないか。
出前講座は大変で数多くの希望があった場合、対応は難しいと思うが、科学館から情報発信を行い、学校や公民館で地域と連携しながら実施できればと思う。
【生涯学習施設課】
以前の運営協議会でも同じ意見をいただいている。
出前講座の規模を大きくしても人員に限りがあるため、学校間の調整や学校によっては実施できないことも想定される。
指定管理者において、ある程度の基準、例えば年間訪問件数、科学館から遠い学校を優先するなどの基準を作成して対応していく必要はあると考えるが、出前講座を実施する指定管理者と市で考えが統一されている訳ではない。
すべての希望に応えられればよいとは思うが、現実問題として難しいと考える。
【指定管理者】
出前講座は職員のスキルアップ等を目的に十数年前から冬場に実施していたが、実施していく中で要望があり、現在は通年で実施している。
出前講座の内容については、ホームページや広報チラシに掲載していて、以前は学童総会に出向いて説明を行っていたがコロナ禍で学童総会の開催が無くなった。
出前講座の基本的なメニューは作成していて、個別対応も行っているが、対応できる職員も限られるため、一月に実施できる回数の制限もある。また、希望する曜日が重なることが多く、その場合は断ることとなる。例えば第1から第3まで希望日を伺うなど、出来るだけ対応したいと考えているが難しい状況である。
また、出前講座は市内に限らず、例えば島原や大村市など市外へも出向いて実施している。
【委員】
出前講座は、年に何回くらい実施しているのか。
【指定管理者】
一番多い年で100回程度、平均すると年60回程度実施している。
お盆の時期は実施できないため、それ以外の時期に、多い時は週に3回程度実施するときもある。
【委員】
年度ごとに地区を分けるなど、検討していただきたい。
【委員】
私が運営協議会の委員になったのは、科学館の魅力を知りたかったためである。
自分も子どもの頃はワクワクして科学館に行っていたのを覚えており、科学館の現状を聞きたかった。事業計画、報告で大体の内容は把握できた。
東京に孫がいるが、そこでは3~4歳ごろの子どもにピタゴラスイッチを見るよう推奨している。子どもたちは夢中になって見ており科学に対して興味を持つのではないかと思う。科学館にも設置してはどうか。
また、科学館では何を見れるのか、何ができるのかを、PTAや育成会を通じて伝えることを盛り込んだ事業計画にしてほしい。
【指定管理者】
参考にしたい。
【委員】
自分の子どももピタゴラスイッチは特に興味を持って見ていた。子どもの興味をそそるためには、ありふれたものより少し異質な展示もよいと思う。
また、福岡の科学館で「毒」に関する展示が開催されると聞いた。普段、関わることない「毒」についての展示で興味がわき行きたいと思った。子ども向けの企画もいいが、大人が興味を持つ企画を開催し、大人と子どもが一緒に観覧することができる企画もよいのではないか。
2月開催予定の巡回展は、家の中のおじゃま虫展となっているが、どういう虫を展示するのか。
【指定管理者】
巡回展は、全国科学館連携協議会から展示パネルを借り受け展示するものである。
今年度開催の巡回展で展示するものは、ゴキブリ等の害虫である。
【委員】
私は環境に関するNPO団体として活動している。環境面からも社会の変革の必要性が目の前にせまっており、子どもたちに対して環境教育やESD(持続可能な開発のための教育)活動を広げていきたいと考えている。
事業計画は幅広く面白い内容であるが、環境という視点からも内容を充実していただきたい。私達には人的リソースがあるので、相談しながら一緒に事業を実施できればと考えている。
(1)夏の特別展について(視察含む)
(2)年間パスポートについて(報告事項)
(3)令和5年度の事業報告について
(4)令和6年度の事業計画について
(1)議題1 夏の特別展について(視察含む)
【委員】
とても楽しめた。少し気になったのが、錯覚で目がぐるぐるするので途中で体調が悪くなった時に、すぐに避難できるような経路はあるのか。また、他の対応方法はあるのか。
【指定管理者】
入口で声掛けを行っている。また、展示室内で体調不良になった時のために手摺を設置している。内側に突起物のない手摺を、スロープや展示が回転して見える場所に設置している。
利用者が展示室に入ってから出てくるまでの時間はそんなに長くはないが、例えば5分以上出てこない場合は職員が入って確認するようにしている。
【委員】
孫が利用した感想をお伝えする。
骸骨には驚かなかったが圧縮空気の出る音や骸骨の箱が閉まる「ガタン」という音が怖かった。錯覚で回転して見える部分は面白かった。私は少し酔った。出た後は「もう行かない」と言っていたが、最近は「また行きたい」と言っている。
【委員】
展示室を出た後にも3Dのしくみの解説があって科学館らしいものとなっていると感じた。構成が工夫してあって楽しめるものとなっている。古代文明をコンセプトとして順路を作ってあり世界観が出されていたが、上を見上げると、もともとの学習室の天井が見えて現実世界に引き戻される感じがする。防災上の問題等があるのかもしれないが、天井まで覆ってあるとより世界観に没入できると思った。
【指定管理者】
天井を覆った方が、より怖くて面白いと個人的には考えているが、天井を覆うと消防法に抵触する。また、展示内で体調不良の方がいた場合、すぐに照明を点けて対応ができるように天井は覆っていない。
【委員】
3D眼鏡を借りたが曇っていた。衛生状態はどのようにして確保しているのか。
【指定管理者】
濃度80%以上のエチルアルコールで払拭している。濃度が80%あればウイルス等も死滅する。
ただし、エチルアルコールで何回も払拭するとレンズの表面が傷み、ぼやけてくることもあると思う。
【委員】
私は展示室に入るのが2度目だが、やはり回転する展示の所が、気を付けていたが怖かった。後は風が出るところ、風がパッと出るので孫がそこで泣いていた。
【委員】
昔、子どもを2人連れてきた記憶がある。
5~6年前だと思うが、その時も今回と同じような回転する通路があり、他の内容は覚えていないが、その通路のことだけは今でも覚えている。今回の展示でも一番の見所だと思うが、他にもう一ケ所くらい見所があれば、毎年飽きずに行けるのかなと思う。
(2)議題2 年間パスポートについて
<事務局から年間パスポート導入について説明>
【委員】
年間パスポートが導入となり、要望した者としてうれしい。
2.5倍という料金は、何を根拠に設定したのか。
【生涯学習施設課】
長崎市の施設で、先行して年間パスポートを導入している施設として、恐竜博物館、ペンギン水族館がある。どちらも入館料の2.5倍を年間パスポートの金額として設定しているため、科学館においても2.5倍と設定している。
【委員】
他の地区、市外、県外等も含めて検討したか。
【生涯学習施設課】
九州管内の科学館の状況を確認し参考にしている。
おおむね2.5倍から3倍の価格設定だが、本市の場合は、本市の他の施設との整合性を図っている。
【委員】
料金設定について、2.5倍ということで適切であると考える。
個人的な感覚でいうと3倍程度かなと思っている。余談となるが県内の他の施設に毎年、年間パスポートを購入し子どもと行っていたが、ある時、年間パスポートの料金が大幅に値上がりとなり、それを機に行くのをやめた経験があり、3倍程度というのは適切であると考える。
年間パスポート導入によりリピーターの増加を図るとしていて、そのとおりになると思うが、それ以外に利用者にとって特別な恩恵、例えばプレゼントの配布など、何か特別感があるとパスポートの魅力が増すのではないかと思う。次期指定管理者が提案することとなると思うが、一つの案として提案しておく。
【生涯学習施設課】
特典については、次期指定管理者の提案になると考える。
今まで都度、料金を払われていた方からすると、2.5倍の金額で科学館を楽しんでいただける点は非常にメリットがあると考える。また、パスポート導入によりどの程度、利用者が増えるかは楽しみにしている。一定の周知をしながら利用に繋げていきたい。
【委員】
常設展とスペースシアターのセット料金の年間観覧料の設定となっていると思うが、スペースシアターのみ何回も来たいと考えている方もいるかもしれない。そのような方のために、スぺ-スシアターのみの年間観覧料の設定はしないのか。
【生涯学習施設課】
展示室、スペースシアターどちらか一方に興味がある方もいると思うが、繰り返し来館いただくためには何らかの変化が必要であると認識している。スペースシアターについては番組の本数が興味を引き付ける要素になると考えている。一方、常設展示は全面的なリニューアルは何年かごととなるが、展示室内のサイエンスショーステージでの工作教室や科学実験については、内容に変化をつけられると考えている。また、現在むしむし展を展示しているエリアについては、固定の展示というより、時季に応じた展示を展開できるよう指定管理者の業務仕様としている。
常設展示のみ、スペースシアターのみの年間パスポートの導入は今のところ考えてないが、両方共に内容に変化をつけ、どちらも楽しんでいただければと考えている。
(3)議事3 令和5年度の事業報告について
<事務局および指定管理者から令和5年度のモニタリング報告、事業報告、収支報告、主な施設整備等について説明>
(4)議事4 令和6年度の事業計画について
<事務局および指定管理者から令和6年度の事業計画、主な施設整備予定について説明>
【委員】
モニタリング状況、人員配置の業務を実施するための適正な人員配置がなされているかの項目について、昨年と比べ、今年の野外活動、川、海、山での観察会では担当者が一人ということで、安全面に不安があった。人手不足な感が否めないので配慮いただきたい。
また、主な施設整備について、現在のプラネタリウムはいつ設置されたものか。
【生涯学習施設課】
野外活動に対して人手不足だったのではないかとの指摘について、市では職員が当初の計画どおりに配置されているかを踏まえて判断しているもので、計画どおりに配置されていたので良好と評価している。確かに一つ一つの個別の事業についても、安全面の配慮は必要と考えるので、しっかり聞き取りをしながら評価をしていきたい。
プラネタリウムは、2014年度に入れ替えを行った機器である。
【委員】
令和5年度の事業報告について、資料5ページの項目番号10で、科学館で実施される主な事業について詳細に説明いただいた。
表中の学生ものづくりコンテスト、亀山電機主催のものに協力をしたもの、また、ハムの集い、アマチュア無線連盟の事業に協力したものなど、外部団体が主催する事業に対して科学館が協力したものについても科学館で実施される事業に含まれると認識した。
宇宙の学校について、資料6ページで動員人員として計上してあり、年間当り数百名が利用者として計上されている。宇宙の学校は年間5回程度開催され、1回当り百数十名の方に参加いただき、科学館を会場として科学館の協力を得て開催している。このような宇宙の学校についても、資料の項目番号10、科学館で実施される主な事業として記載いただければと思う。
【指定管理者】
亀山電機主催の事業や、ハムの集いについては、科学館が共催という形で場所を無料で提供している。開催場所の提供については、宇宙の学校も同様の取扱いとしている。
学生ものづくりコンテストでは、私が審査員長となっていることや、依頼に基づき協力していることから記載している。また、ハム(アマチュア無線)の集いの主催者には、科学館で実施する電気教室等に協力いただいているので記載している。
宇宙の学校についても、科学館で実施される主な事業として記載することを検討する。