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生誕95周年記念企画展「「愛」とは棄てないことーー遠藤周作「愛」のメッセージ」
「愛」の問題は、キリスト教の主題であるとともに、「人間の苦しみへの連帯」という遠藤文学の本質を貫く大きなテーマでもあります。
第一部「「愛」を伝える登場人物たち」では、『おバカさん』のガストンや『わたしが・棄てた・女』の森田ミツなど、遠藤が愛した小説の登場人物に焦点をあて、遠藤が伝えるメッセージを紹介します。
また第二部「遠藤周作をとりまく家族の「愛」」では、家族から遠藤に宛てた「手紙」を通して、作家遠藤周作の人生に「痕跡」を残したかけがえのないそれぞれの「愛」の形を読み解き、遠藤文学の「愛」の問題に迫ります。