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第2回企画展「遠藤周作の愛した長崎」
平成14年5月から開催した第2回企画展では、「この街とそれをとりかこむ眠いような空気の奥に、私の興味をひく何かがあった」と昭和39年に初めて長崎を訪れた当時を回想した遠藤周作の作品の中から、『沈黙』、『女の一生』を中心に取り上げました。
朝日新聞の新聞小説として発表された『女の一生』の原稿が当時の編集担当者から、生前の遠藤と親交が深かった長崎市在住の友人に預けられており、両氏のご好意により、その原稿が当文学館に寄託されたことによって実現しました。