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坂
すり鉢状の地形をした長崎のまち。山に張り付くように建てられた家の様子は長崎ならではです。ユニークな名前がついている坂や、坂道の途中で一休みするときにぴったりの石、そしてその坂のまちが魅せる夜景など、たくさんの魅力的なシーンが日常の中に広がります。
どんどん坂
グラバー園から歩いて5分ほどしたところにある長くて狭い坂。勾配が急な坂には街灯や赤レンガの壁がありオシャレな雰囲気に。坂の上からは長崎港が目前に広がり、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産「ジャイアント・カンチレバークレーン」がちょうど見えます。坂の両側には、三角や四角など、石でさまざまな形につくれた溝があり、いずれも少ない雨水の量でも流れるような工夫になっています。この雨水が流れる音がドンドンと聞こえることから「どんどん坂」という名前になったとも言われています。
オランダ坂
長崎の坂の中でも有名な「オランダ坂」。東山手エリアにあるこの坂をひとたび上ると、洋風建築が建ち並びます。鎖国の時代、長崎の人たちはオランダ商館員たちのことを「オランダさん」と呼んでいました。幕末の開港によって、南山手・東山手・大浦あたりに外国人居留地ができ、オランダだけでなく他の外国人のことも長崎の人は「オランダさん」と呼んだそうです。そのオランダさんが通るので居留地の坂は「オランダ坂」と言われています。
祈念坂
大浦天主堂のすぐ側にある坂道「祈念坂」。観光客でにぎわう通りとは異なり、静かで落ち着いた雰囲気を感じることができます。坂の途中から港が見えるこの場所は、作家である遠藤周作が長崎を訪れる時に足を運んでいたとも言われています。夜になるとライトアップされ、レンガやツタの風情ある塀にやわらかな光が当たり、昼間とは違った雰囲気を楽しむことができます。
石畳
長崎の異国情緒あふれる雰囲気を演出する石畳。サント・ドミンゴ教会跡資料館の近くにある、現在の八百屋町通りで石畳が敷かれたのが長崎の石畳の始まりだと伝えられています。開国後の外国人居留地に住む外国人たちが教会へ通じる1本は完全に舗装し、山手のあらゆる坂道は同様に割り石を敷くことと言ったほどまで。当時の外国人が求めていたのは、馬車や人力車など車輪を持つ交通機関が通れる道路のようなもの。古くから海外と交流した長崎の歴史を垣間見ることができます。
夜景
1,000万ドルの夜景と称される長崎の夜景。「世界新三大夜景」「日本新三大夜景」に認定されています。夜景スポットの中でもやはり人気なのは稲佐山。市内外から多くの人が集まります。東京タワーと同じ高さから見下ろす夜景は、長崎港を中心とした長崎特有のすり鉢状の明かりが特徴です。一人一人の生活やまちの様子が明かりとなって感じることができます。
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